心のそばに。
- 2012.12.31 Monday
- 23:56
2014.5/2
気が付けば桜も終り
そろそろ初夏の香り
高い空まで顔が上がったら、
暑い日差しももうすぐだよ。いっちゃん。
偶然の出逢いからはじまり
いつしか私の道は
いっちゃんの歩む道と
静かに重なっていました。
ゆるやかな風のような優しさで
さり気なく
ゆるぎなく つよく
いつもそばにいてくれた。
何度も繰り返された冬
何度も繰り返された春
ずいぶん歩いてきたね。
私たちの後ろには長い長い道が見えます。
私たちが歩んできた道。
変わらない いっちゃんも
変わっていく いっちゃんも
全てを愛してると伝えるための
16年と2ヶ月だったように思います。
寄り添うことの意味を教えてくれた
いっちゃん。
余命を告げられたあの日から
旅立つまでの1年10ヶ月の中で
私はいっちゃんへの愛を
覚悟に変えました。
それは、少しずつカタチを変えて
やがて揺るぎないものになりました。
これから先に何があったとしても
どんなことが起ころうとも
私はいっちゃんと繋いだ手を決して離さない
全力でこの子の旅立ちを支えるんだ。
いっちゃんがこれまでずっとそうしてくれたように
私はいっちゃんのそばで最期までいっちゃんの最大の理解者でいようと
やるだけのことは全てやろう。
静かな日々をゆっくりと受け入れました。
美味しそうに食べてくれることに安堵し
その日がいつか終わることを心のどこかで想像し
この時間が永遠であってほしいと祈った日々。
こころが
光と闇に包まれるとき
いつの日も道しるべは
いっちゃんたちであったことに
気づく。
今は目に見えるカタチとしての道しるべはなくても
導かれているのを感じます。
いっちゃんとだから乗り越えられた
お互いの大事さを知ることが出来たように思います。
いっちゃんと過ごした日々が
桜の花びらのように
ふわりふわり
今も優しく
心に積もっていく
重ねた想い出が
キラキラ光って
きれいだよ、いっちゃん。
ずっとずっと
これから先も
心で結んだ絆は永遠だから
だいじょぶなんだよ。
「さよなら」から また新たに
始まるページがあります。
私の中にこんなにも
深い想いがあることを
教えてくれて
ありがとね。
信じることも
愛することも
未来への希望も
ゆっくり
刻んでいこう。
約束しなくても
必ず巡ってくる
春のように
たとえそばにいなくても
繫がってるよ。
いっちゃんの介護中は
このまま時間が止まればいいのに。と想うほどの時もあったけど
今、こんな穏やかな気持ちでいられることに
ありがとう。
私からの「アイシテル」が
流れ星のように
光の国の子たちの心に届きますように。
たとえ遠く離れても
私たちは 空で繫がっている
どんなに遠く離れていようとも
私たちは心で つながっているんだよ
永遠の時間の中で
いつも
ともに生きている。
感じてるよ
いつも
いっちゃん。
あなたがここにいることを
感じていてね
いつも
私がここにいることを
同じ時を重ねながら
共に紡ぐ
心の糸を
きゅっと
結んでいきながら
これからも
ちいさな一歩
この足取りを続けていくよ
そう。
これからも変わらず
ちいさなイチを重ねながら
歩いていく
いつの日も
いっちゃんたちといっしょに。
いっちゃん。
さようならじゃなくて
ありがとう。って言うね。
巡り会えた奇跡は
永遠の光になって
今も輝き続けている。
涙に彩られた想い出も
笑顔でいっぱいの想い出も
ここまでくる道のりも
いっちゃんとのすべての想い出と
支えられた16年2ヶ月に
ありがとう。
もう。ね
宇宙の果てまでも
「ありがとう」の想いが溢れるよ。
私たちの永遠を
また
この場所から始めよう。
溢れる喜び 幸せを
いっちゃん。
これからもいっしょに感じよう
伝わるぬくもりと やさしさを
お空のあの子達へ
リボンをつけて届けたい。
だいじなものは
いつもここにある
どんなときも
ここにある
ならんでいつも
ここにある
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