まぁこの旅立ち。




まぁこが、犬の国へと旅立ちました。

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腫瘍が頭蓋内へ浸潤して脳を後ろへと圧迫したことから
まぁこが大きな発作を起こしました。

この発作により、まぁこの全てが変わり、
同時に強い認知症のような神経症状が現れ、
意思の疎通ができなくなりました。
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はじめの3日間は、突然身体が動かなくなったこともあってか
昼夜問わず大きな声でアオアオッ!と吠え続け、
まぁこは眠ることが出来ず  それはとてもつらそうに見えました。
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私が飼い主として まぁこにしてあげられることは何だろう。
この苦痛から解放してあげる方法は安楽死なんじゃないか、と
考え始めた頃、2度目の発作が起き、
まぁこは呼吸をしているだけの状態になりました。
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身体をマッサージしても顔を拭いても おむつを替えても
ただただかわいいお顔で横になっているだけで 反応しなくなりました。
でも身体をマッサージすると、ほんの少しだけ
気持ちよさそうな顔をしてくれたように感じました。

まぁこが発作を起こした日から今日まで、
ずっと毎晩いっしょに手を繋いで同じベッドで眠りました。
私にそばにいていい、という許可をまぁこにもらったように感じて
まぁこの冷たい手を更に握りしめて、
もう決して状態が元に戻ることが無くてもぬくもりが届いてくれることを ただ願って。

亡くなる当日の朝 まぁこの呼吸が、チェーンストークス呼吸に変わり、
浅い呼吸をゆっくりしたり、呼吸が途切れたり、止まったかと思うと遅くなったり、
元に戻ったりを繰り返すようになりました。

亡くなる数分前に「ぷしゅん!ぷしゅしゅしゅ〜」とかわいいくしゃみをして
首をちいさくぷるぷるして見せてくれました。
もう死はすぐそこにあり昏睡状態なのに、くしゃみをしてみせてくれるまぁこに
私は、思わず頬が緩み、笑顔になりました。

最後の最期まで、
まぁこはいいこ。でした。

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この数日。私がずっとそばいたことで、
まぁこが 最期まで 心強くいてくれていたとしたら 本当に嬉しいし
そうであってほしい。


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「額の腫瘍が頭の骨を突き破れば、1発で即死する可能性があり、
それは今日かもしれないし、明日かもしれない」
「必要なものがあれば、何でも用意するし
薬も渡せるようにしておくから、遠慮なく言ってね。」

担当医の先生が丁寧に、でもしっかりとした優しい口調で
お話しくださったことが、私の心を強くしました。

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まぁこは、鼻腔内(鼻の中の空気の通り道)に腫瘍ができていました。
うちに来てくれた約1年前から 度々ちいさく くしゃみをすることがありました。
それが、半年ほど前からくしゃみの回数が増え、
全身を使って地面に鼻をこすりつけるほど 大きなくしゃみをするようになり、
出血を伴うようになりました。
投薬やネブライザーなど試しましたが、
大きく変化がないため担当医の先生からの提案で一旦休止することにしたら
不思議と2カ月ほどくしゃみも鼻血も出なくなりました。
そして、5月はじめ。
まぁこの額にちいさなふくらみを見つけました。
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治療当初から症状がぴったり当てはまるので、
「鼻腔癌かもしれないよね」と担当医の先生と話していて、
私も先生も心構えはしていて、
年齢が年齢だけにそれを受け入れようと話していました。

(*症状は、鼻炎の症状とよく似ていて、鼻水・くしゃみ・鼻血などで
進行すると顔の腫れ、顔面付近の骨が溶けるなど)

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犬の鼻に出来る腫瘍は、基本的に悪いものが多く、
鼻腔腺癌や扁平上皮癌、移行上皮癌などが挙げられます。
これらの腫瘍は、周りに広がっていきやすく、
ひどい場合には、今回のまぁこのように骨を破壊し顔面変形を起こしたり、
脳へ進行し、発作を起こしたりしてしまいます。
(鼻腔内腫瘍は、顔面変形など主要を大きく疑うような症状は
末期にならないと現れないことが多く、
診断した時には症状がかなり進行していることも多いです。)

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まぁこと長くいっしょに元気に暮らすことを目指していましたが、ここからは
「病気とうまく向き合い、毎日を幸せに過ごせるように」が目標になりました。

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担当医の先生と話し終えた後のこのたった1カ月半ほどの間に、
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まぁこの認知症のような症状がものすごい勢いで進行しているのが分かりました。
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1つの症状が出始めて、それに対応している途中に
もう次の段階に進んでいる。という感じで、
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その速度に私がついていけないほど、先に先に進んでしまう。
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これは、普通の認知症ではない、腫瘍が悪さをしているだと、わかっていても、
それでも、私は、まぁことの毎日がとても楽しかった。
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年老いて我が家にやってきてくれたまぁこ。
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高齢になってから環境が大きく変わるということは、
まぁこにとってどれほど大きな負担になっただろうと
今も考えることがあります。

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まぁこと暮らして1年と1か月半。
いつも足元に目をやると
まぁこのちいさな一生懸命に気づきました。
ゆっくりゆっくりちいさな一生懸命を重ね続けてくれていた。

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こうして振り返ると 私ばっかり幸せだったな。

老犬の魅力が溢れていて優しく輝いていたまぁこ。

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まぁことのゆっくり歩くお散歩は、
心が豊かになるような気がしています。
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日常の中で季節を感じながら、葉のこすれる音、小鳥のさえずり、
草のかおり、土のにおい、やわらかな風
あるがままの姿が自然にはあります。


まぁことのゆっくりのお散歩で、興味を持って買った本。
まぁこが熱心に見入る雑草にもちゃんと名前があることを知りました。
季節ごとに雑草の種類もちがうこと、知らなかったよ。
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ゆっくり歩くといろんなものが見える
まぁこがいなかったら気づかなかったな。



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2度目の発作後は大声で絶叫することがなくなったから
久しぶりに雨戸と窓をあけて、まぁこのベッドをいつもの窓辺に動かせた。
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外は光で溢れていて、まぁこは、もう何も言えないのだけど、
光に瞬きをしてゆっくり息をしていました。
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かわいらしい大切な大切な時間。
生きてるって何、どういうことって聞かれたら
今はあの光景のことだと思う。

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まぁこと歩んだ日々が
胸に積り
そのわずかな重みを
抱えてこれからを歩いていこうと思います。


まぁことの日々
楽しかったな。
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私はしあわせだな、と思います。
それは、今も 今日も 明日も。
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命ある間に、まぁこたちと出逢えたから。
この世界に、まぁこたちがいてくれてよかった。

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いぬのくにのPet Care Station*支店のみんなの中には
さおたちたち以外にも今か今かと待ってくれている子たちがいそうです。
たとえば、ベルちゃんとか、はなちゃんとか、ララちゃんもぷうたくんも
そらちゃんもプリンちゃんも…
18年の間に出会った子たちを想うとあの子もこの子もと
もう全部書ききれないくらい、
たくさんのにこにこ笑顔のみんながいてくれるから、なんだか安心です。
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みんな かわいいまぁこを どうぞよろしくね。



そして、私のことを心配し
あたたかいお声をいただきましたみなさま

心から
こころから
本当にありがとうございました。





 


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Pet Care Station*


〒520-2343
滋賀県野洲市大畑9-11
営業時間
10:00〜18:30
定休日 木曜日・毎月15日
(諸事情により変更あり)
TEL 077-518-0661
HP http://petcarestation.com/

**どうぶつかぞくたち**
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まぁこ
*収容先だった保健所の方々が命名
推定年齢 17歳
2019年6月6日に家族になりました。

県外の行政施設出身の
少し大きめの中型和犬雑種の
可愛い老犬の女の子です。
ゆったりペースの
お散歩が大好き!


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☆優月(ゆづき)☆
2014年4月18日生まれ(推定)の
雑種の三毛の女の子。
趣味:咲桜のごはんを横取りすること。
*☆*:.。.*.。.:*
6匹兄妹の野良猫の子として生まれました。 いたずらっこの甘えん坊。 日々、いろんなものをせっせと破壊しながら毎日、元気に楽しく暮らしています。いつも「ゆっさん」と呼んでます♪鼻にちょこんとついた黒い柄がチャームポイント。 「にゃあ」ではなく「ノォォォー」となくツワモノです。


優月と家族になって


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☆咲桜(さお)☆
2002年3月10日生まれ
2014年11月9日 12歳8か月で家族になる
2019年2月28日 天使のお迎え
享年 16歳11ヵ月18日
 
*:.。*.:*☆*
過不足ない、幸せな日々をくれた咲桜は、 すべてが柔らかくなっていく季節に
ほぼ17年の犬生を全うし
天使になりました。
ゆるく沢山がんばりました。
お空でもニコニコちゃんでいてね。
シニアドッグは、かわいく愛おしい上に「老いていくとはどういうことか」を身をもって教えてくれる尊敬する存在です。

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さおちんとの宝物作り
 始めました。

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犬このごろ便り 9

犬このごろ便り 8

犬このごろ便り 7

犬このごろ便り 6

犬このごろ便り 5

犬このごろ便り 4

犬このごろ便り 3

犬このごろ便り 2

犬このごろ便り 1

光の国の子たち


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☆SAKU(本名 さくら)☆
ヨークシャーテリアMIX?女の子。
推定年齢7歳で我が家に舞い降りた天使です。共に暮らした11年という時間の中で命を見つめることの意味や介護について身をもって私に伝えてくれました。 SAKUが教えてくれた温かいオモイを必ず「これから」に繋げていきます。

 2012.12/31
SAKUらしい花を咲かせながら
穏やかに ゆっくり のんびり
お空へと旅立ちました。
  
享年 17歳9ヶ月と28日 

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星のやくそく

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1月9日。オモイのカタチ

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 また次の春へ



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☆ICHI(本名 いちご)☆ 
積み重ねてきた16年間も 余命を告げられてからの約1年10ヶ月も、その全てが喜びと幸福と感謝に包まれた夢のような時間でした。いちごいちえのいちごちゃん。光の国でもひときわ輝く星でありますように。いっちゃんは私にとって永遠の愛おしい幸齢猫です。
 


2014.4/12   
桜の花びらがひらりゆらり   
  風に踊るやわらかな春の日   
SAKUたちの住む
光の国へお引越ししました。
  
享年 16歳2ヶ月と26日


クローバー心のそばに。クローバー
(2014.5/2)


*いっちゃんの頑張り日記は、死への記録ではなく「生」の記録です。いっちゃんの懸命に生きる姿を綴りました。きれいな所だけ切る取ることなんかできない、どれも大事で全部忘れることができない私たちを作ってきた想い出の欠片たちです

 いっちんの頑張り日記〜最終章〜
(2014.5/1)


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いっちんの頑張り日記〜第12章〜
いっちんの頑張り日記〜第11章〜
いっちんの頑張り日記〜第10章〜
いっちんの頑張り日記〜第9章〜
いっちんの頑張り日記〜第8章〜
いっちんの頑張り日記〜第7章〜
いっちんの頑張り日記〜第6章〜
いっちんの頑張り日記〜第5章〜
いっちんの頑張り日記〜第4章〜
いっちんの頑張り日記〜第3章〜
いっちんの頑張り日記〜第2章〜
いっちんの頑張り日記〜第1章〜


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☆優音(本名 ういん)☆
ワイヤーフォックステリアの女の子。
当時9歳5ヶ月という年齢で多くの疾患を抱えたまま飼育放棄され 2007年8月9日に私たちと出会い、大切な家族となりました。
大きな心の傷・たくさんの病気に立ち向かい家族みんなで懸命に戦いました。
「いつもどんな時も笑顔でいること」の大切さを今も尚 毎日私に教えてくれる
愛おしい愛おしい我が子です。
 
優音は 2011.1/9
お空へと旅立ちました。
  
享年 12歳10ヶ月と6日 


優音への最後のプレゼント

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優しい音


 優音との約束


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